スカンジナビア(北欧)に興味を持ったのは、ムンクです。
この北方の爽やかな風に吹かれてみたいです。
ムンクが大好きだからです。
オスロも2回行きました。
あの桟橋の少女たちの絵の描かれた場所「オースゴールストラン」へも行きました。
ココです。
オスロから列車で1時間、バスで30分
避暑地です。
奥の右の建物はホテルです。
小さなハーバーです。漁船ではなくプレジャーボートの港です。
ムンクは、ここで過ごし多くの絵をここで描いています。
ムンクハウスは、海岸沿いにあります。
右の黄色の建物が、居住区です。
手前の、茶色の建物がアトリエです。いまは、ガイドさんがいます。
私もガイドツアーを頼みました。
一人だけのプライベートツアーです。
ガイドさんは、極東から来た謎の東洋人(私)に、いろいろ説明してくれました。
もう少し英語を勉強してくればよかったと思いました。
表現主義の作家は多数いますが、なぜか心に訴えるものがあるからです。
うまく説明するのは難しいのですが、
「生きることを正面から受け止めたらこうなった」
ということでしょうか。
ムンクの絵は、東京の西洋美術館にもあります。
冬の労働者の絵です。
この正面性が、直接的に心に入ってくるのです。
彼の絵の多くは、人物で、生命や死、人生のありようなどを真正面から受けてめているからです。
現実の世界は厳しいのでひねくれちゃって、横を向いちゃう人が多いです。
そこで、踏みとどまって、人間とは何かを考える。
ムンクの絵を見るということはそういうことなのです。
もちろん、ムンクは表現だけが先走ることはありません。
絵のデッサンやバルールの正確さなどかなり上手です。
一般の人は。なの「叫び」の狂気的なイメージをムンクとして認識しているかもしれません。
あの絵は、「耳をふさいでいる」絵なのですが。