特にムンクが好きで、ノルウエーには2度も行きました。
オスロ郊外のオースゴールストランは、避暑地です。
この写真をみてピンときた方は、ムンク通ですね。
これは、「桟橋の少女たち」の描かれた場所です。
ここでは、何点も描かれています。
ここは、小さなハーバーでです。
私は、すっかり川かと勘違いしていたのです。
この明るい、夏の避暑地のオースゴールストランで幸せな気持ちになりました。
このアジアの片隅の日本からきた中年東洋人が、すっきりと気持ちが通じ合えたと思えたからです。
絵画は、軽々と世界を超え人間の精神に直接響くことが確信できたからです。
ムンクの描く人物は、正面向きのものが多いです。
生と死、人生を真正面から受け止める彼の考え方が好きなのです。
ムンクはほとんどが人物画ですが、この北欧の風土に根差した風景画も素晴らしいです。
生まれ育ちの原風景を魂の支えにして、人生を正面からとらえて生きるのが
「表現主義」
と、いうことなのでしょう。