母子像はよく取り上げられるテーマです。
やはり、何か根本的なものがあるのでしょう。
それに比べて、父子像はあまり見ません。
ルオーの小さな家族という絵に感動して、しばらく立ちすくんだことがりました。
愛情とかというものでなく、何かのつながり、必然的な遺伝子、魂が綿々とつながる間隔でしょうか。
人類が、生き残ってきた大きな要因です。
シーレの家族の肖像も何かを感じさせる何かがあります。
複雑に絡んでいるところがなにかを感じさせます。
しかしながら、これを絵にすると何やら、家族の集合写真
ポートレート風になり、私的なものとして終わってしまう可能性があります。
普遍的なテーマとしての絵にするためには、
私的な何かを超えた普遍性に目を向けなければなりません
そこが難しいところです。