カレイとは不思議な魚ですね。
まず、表と裏で色が白と黒で違うということ。
「白黒はっきりさせろ」
なんて、すごむ人もいますね。
「腹黒い人」
とは、付き合いたくはないですね。
白と黒は無彩色、時には派手な色の接着剤にもなりうる色です。
彩度が上がり始めると、どうにも止まらなくなる時があります。
そんな時はクレーやホワイトが必要になります。
魚を描くという、この身近な画題をチョイスする人は少ないです。
キレイな花や、場合によってはカワイイ西洋人形を選ぶ人もいます。
風景では、実に景色のいい山や湖や選ぶ人もいれば、冬の寂しい風景を選ぶ人もいます。
物と空間の研究を、セザンヌを先生にしていく場合、もののシェイプが問題になります。
カレイのひし形のシェイプ、実に興味深いと思います
カレイ本体のひし形が、テーブルの上の布や魚焼きなどとバランスをとるようにします。