![コーデー・ベルゲン美術館でのムンクの思い出。②](https://art.sappoart.net/wp-content/uploads/2022/05/DSC_0033-のコピー-scaled-e1653179862631.jpg)
2019年にノルウエーのベルゲンを訪れました。
ベルゲンは、ハンザ同盟、中世の面影を残す港町。
昔、昔に首都だったこともあり、歴史と伝統があります。
そこで、あまり期待はしてはいなかったのですが、ムンクの作品を
たくさん見ることができました。
ムンクは三態
状態の変化を一画面で表現するのが好きで、この女性の3つの変化とうつむく男性の絵は
初めて見るものでした。
この海岸で、(オースゴールストランだと思いますが)、色々な葛藤があったのかもしれません。
女性関係で、決闘、銃の暴発、指を失う
というような激しい、感情的な事件もあったのです。
男と女の関係性は、時代が変わっても変わらず人生の一大事です。
この吸血鬼だと思われる女性にかみつかれてい男性はは、ムンクでしょうか。
実に、ドラマチックですが、ムンクの手にかかると、美しさや普遍性が現れます。
ベットで寝ている男性は、もう行き絶え絶えで、あるいは死に近づいているのかも
しれません。
ここでも、水平と垂直の構図により、
「生と死」
というテーマであることがわかります。