これも初めて見た絵です。
この人物と、壁にかけられた
ブルーのガウンが
バランスを作り出しています。
ベッドの水平と人物の垂直
が構図を強固になっています。
この、途中のような絵ですが、セザンヌもそうですが
このままでも十分魅力的な絵になっています。
北欧の人たちは、短い夏の間、海岸に集まり、
そして、日を浴び、語り合うのでしょう。
実に優しく、楽しい雰囲気が伝わります。
7,8月の北欧は実に素晴らしい季節です。
この女性の正面向きの顔は何かハッとさせるものがあります。
この正面性は、ムンクの真骨頂、
生命、死、人生に真正面から対峙するムンクの表現主義があります。
ある種の緊張感がある絵です。
実にムンクは上手ですね。